ボードゲーム紹介「ハートオブクラウン」
こんにちは、ボードゲーム大好きべーやん(@bdg_be_yan)です。
今回は、昨年(2022年)、妻と一緒に一番遊んだボードゲーム「ハートオブクラウン 第2版」(通称:ハトクラ)を紹介します。
姫を擁立し、帝国の平和を目指せ
「ハートオブクラウン」は、ある帝国の皇位継承争いをモチーフとしたデッキ構築型カードゲームです。
プレイヤーは、帝国の有力者の一人として、姫を擁立し、帝国の平和を目指して行くこととなります。
10枚のデッキからスタートし、マーケットからカードを購入して、デッキを構築しながら、姫を擁立し、得点を稼いでいくこととなります。
「HEART of CROWN」ゲーム詳細
製品名 | ハートオブクラウン ~Heart of Crown~ |
ブランド | FLIPFLOPs |
対象年齢 | ティーン、大人 |
プレイ人数 | 2~4人 |
カードの組み合わせでガラッと変わる展開
ここからは、ざっくりとではありますが、ゲームの流れなどを紹介していきます。
まずは、ハートオブクラウンで使用するカードについて見ていきましょう
4種類のカードを駆使して戦う
ハートオブクラウンでは、大きく分けて4種類のカードを使用します。
- 領地カード
- プリンセスカード
- 継承権カード
- 行動カード
※ ハートオブクラウン セカンドエディションのルールブックでは、「プリンセスカード」「レアカード」「コモンカード」「ベーシックカード」の4つで分類されていますが、本記事では、説明がしやすいという理由から、公式サイト(https://games.flipflops.jp/heartofcrown)「ハートオブクラウンとは」にて記載されている上記の4分類で記載していきます。
1.領地カード
領地カードは、主に通貨として使用します。
左上に書かれている数字が、購入時に必要なコストです。
下部に書かれている数字が、使用する際に扱う金額です。
上の画像(大都市)の場合だと、マーケットから購入するためには、6金支払う必要があるという意味になります。
そして、手札から使用する際には、3金として使用することができます。
2.プリンセスカード
プリンセスカードは、6枚あります。
プリンセスには、それぞれ特殊な効果がついているため、いかに上手く使いこなすかがカギとなります。
領地カード同様、擁立するためのコストが左上に記載されています。
全ての姫は、6金で擁立することができます。
3.継承権カード
姫を擁立後、プレイヤーは、継承点20点以上を集められるかで勝敗が分かれます。
その継承点となるのが、この継承権カードです。
上の画像(公爵)の場合だと、マーケットから購入するためには、8金支払う必要があるという意味になります。
そして、手札から使用する際には、継承点6点になります。
4.行動カード
行動カードは、コイン、カードを引く、妨害など様々な効果を持ったカードです。
コモンカードとレアカードがあります。
コモンカードは、それぞれ5枚一組となっており、ハートオブクラウン基本セットには31種類入っています。
レアカードは、2種類で1枚ずつしか入っていません。
ゲームの流れ
それでは、ゲームの流れをサラッと見ていきましょう。
プレイヤーの順番を決める
ハートオブクラウンは、ターン制で進行していくので、プレイヤーの順番を決めます。
順番に応じた初期デッキ(カード10枚)を貰います。
基本的には、全員同じような内容(上の画像の構成)ですが、1番最初のプレイヤーのみ、果樹園がなく、農村7枚と見習い侍女3枚の計10枚の構成となります。
そして、見習い侍女が3枚入っている点は共通ですが、2番手は農村6枚+果樹園1枚、3番手は農村5枚+果樹園2枚、4番手は農村4枚+果樹園3枚となります。
推奨カードセットを選択すると、使用する行動カードが決まる。
ランダムマーケットの山札として使用する行動カードをコモンカード31種類の中から10種類を任意に選択します。
なお、ルールブックには、10パターンの推奨カードセットが記載されています。
なので、慣れるまでは、この記載されている推奨カードセットの組み合わせで遊ぶと良いと思います。
10種類のコモンカードが決まったら、10種類各5枚のコモンカードとレアカード2枚をシャッフルし、山札にします。
そして、その山札をめくっていき、下図のようにランダムマーケットを広げます。
このように毎回使用する行動カードの組み合わせが変わるため、同じルールなのに、毎回展開がガラッと変わるところが、このハートオブクラウンの良さの1つだなと感じています。
セッティング
ベーシックマーケットやプリンセスカードを置いて、ゲーム開始のセッティングをしました。
セッティングが終わったら各自自分のデッキから5枚引いて手札にし、ゲーム開始となります。
ターンの進行
手番プレイヤーは、「メインフェイズ」「セカンドフェイズ」「クリンナップフェイズ」の順で自分のターンを進行していきます。
メインフェイズ
- 手札のプレイ
- キープされたカードのリコール
- 起動能力の使用
メインフェイズで行えるのは、上記の3つのアクションです。
全部説明していると長くなってしまうので、ここでは「手札のプレイ」だけ説明して、残りは割愛させていただきます。
手札からカードを出して使用することを「手札のプレイ」と言います。
手札のプレイをする際には、カードの右側もしくは下側についているリンクシンボル(上の画像の赤丸の部分)をつなぐ必要があります。
セカンドフェイズ
- カードの購入
- 姫の擁立
- 継承権カードのセット
セカンドフェイズでは、上記の3つのうち、いずれか1つだけを実行できます。
1つ目の選択肢である「カードの購入」を行う場合は、メインフェイズで得たお金を支払い、その金額内でマーケットから何枚でも購入ができ、購入したカードは、自分の捨て札置き場に置きます。
自分のデッキが無くなった際は、自分の捨て札置き場のカードをシャッフルして、新たな自分のデッキとします。
そのため、マーケットから購入して、捨て札置き場にカードを置くことで、自分のデッキを強化していくことにつながります。
2つ目の選択肢である「姫の擁立」を行う場合は、まだ姫を擁立していない状態で6金支払うことで、好きなプリンセスカードを自分のフィールドに置きます。
このとき、そのプリンセスカードの横に「直轄地」として、メインフェイズでプレイした領地カードのうち、コストが高い方から3枚までカードを移動させます。
3つ目の選択肢である「継承権カードのセット」を行う場合は、姫を擁立している状態で、手札にある継承権カードを自分の「直轄地」にセットすることができます。
つまり、勝利点を稼ぐということですね。
クリンナップフェイズ
クリンナップフェイズでは、以下の処理を順に行います。
順番 | やること | 詳細 |
---|---|---|
1 | 手札に残った行動カードのキープ | 手札に行動カードがあり、なおかつ、直轄地の領地カードが空いている場合、行動カードをキープすることができます。 ただし、キープするカードのコストが領地カードのコスト以下である必要があります。 |
2 | カードの捨て札とコインの消滅 | プレイエリアに並べた全てのカードと、残った全ての手札を捨て札置き場に置きます。 |
3 | 手札の補充 | 自分のデッキから5枚ひき、新たな手札とします。 |
4 | ランダムマーケットの補充 | ランダムマーケットの状態を、ゲーム開始時と同様に8種類のカードが置かれた状態にします。 |
クリンナップフェイズが終了したら、次の手番プレイヤーのターンに移ります。
勝利条件
自分の直轄地にある全てのカードの継承点の合計が20点以上になった時、「戴冠式」を宣言します。
「戴冠式」宣言後、ターンが一巡し、宣言プレイヤーのターンに戻った時に、20点以上かつ他に戴冠式を宣言した人がいなければ勝利となります。
もし、他にも「戴冠式」を宣言したプレイヤー(つまり、20点以上のプレイヤー)がいた場合は、宣言したプレイヤーのみで延長戦を行います。
延長戦では、30点以上の継承点を獲得したら即座に勝利となります。
何度も遊びたくなる面白さ
ハトクラは、コモンカードの組み合わせにより、同じルールなのに、ガラッと違った展開になるため、何度も遊びたくなる面白さがあります。
また、同じコモンカードの組み合わせでも、試合展開や擁立した姫の違いなどで、毎回違った展開になるので、何度遊んでも飽きることがありません。
このほかにも、姫たちの可愛さや、カードのきれいさも、このハトクラの魅力の一つだと感じます。
べーやん自身、友人と夜からハトクラを遊び始めて、気づいたら明け方まで遊び倒していたこともあるぐらい、かなりこすり倒しているので、本当に買ってよかったなと思っているボードゲームです。
まだ遊んだことがない方は、ぜひとも購入して、友人たちとの楽しいひと時を過ごしてみませんか?
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